お知らせ・ブログinformation
2026.01.30
地下に防音室を作るメリットと費用|注文住宅で叶える理想の音空間

「夜遅くにギターを弾きたい」「週末に映画を大音量で観たい」
けれども、時計を見ながら音量を下げる自分に、いつもストレスを感じていませんか?「もし苦情が来たら」という不安が頭から離れず、せっかくの趣味を心から楽しめない方は多いはずです。
地上階の防音室は、完璧な遮音が難しいのが現実です。壁・天井・床の6面すべてに工事を施しても、構造上どうしても音が伝わります。
一方、地下空間なら、この問題を解決できます。四方を土とコンクリートに囲まれているため、音が地中で自然に減衰するからです。時間を気にせず、思い切り音を出せる環境を作れます。
そこで今回は、地下防音室付きの注文住宅をお考えの方に向けて、メリット・施工ポイント・費用・デメリット対策などを詳しくご紹介します。
注文住宅の防音室|地下室が防音に優れている理由とは?

地下室が防音に優れている理由は、コンクリート構造と土に囲まれた環境にあります。
コンクリート構造による高い遮音効果
| 構造 | 遮音性能 | 特徴 |
| RC造(180mm壁) | D-50相当(約50dB減衰) | 低音域も大幅に減衰 |
| RC造地下室 | D-55〜60相当 | 土の遮音効果が加わる |
| 木造 | D-35〜40相当 | 低音が透過しやすい |
地下室の壁や床は、RC(鉄筋コンクリート)で施工されるのが一般的です。コンクリートは密度が高いため、音の振動を通しにくい性質があります。
上記表を見ると、RC造と木造では、遮音性能に5〜10dB以上の性能差があることがわかります。10dBの差は音圧で約3倍、聴感上は「明らかに異なる」と感じるレベルです。
ただし、ドラムのような高エネルギーの低周波音を完全に遮断するには、浮き床構造や二重壁などの追加工事が必要になります。
このように、防音室をどのレベルで実現したいかによって、必要な施工は変わります。
外部騒音をシャットアウトできる環境
地下室は四方を土に囲まれているため、外部からの騒音が入りにくくなっています。
地上階では窓を閉めても聞こえる車の音や電車の振動が、地下空間ではほとんど感じられません。周囲の環境に関わらず、静かな空間を確保できるのがメリットです。
特に録音スタジオとして使うなら、この「静けさ」は作品のクオリティを左右します。エアコンの稼働音すら気になるレベルの録音をする場合、地下防音室は最適な環境です。
近隣への音漏れを気にせず趣味に没頭
防音室を検討する方の多くが心配しているのは「近隣への音漏れ」でしょう。
地上階に防音室を作った場合、壁や窓からわずかに漏れる音が隣家に届くリスクは残ります。「聞こえていないだろうか」「苦情が来たらどうしよう」と不安を抱えながら演奏するのはストレスです。
地下室であれば、音源が地中に位置するため、音が地表に伝わりにくくなります。近隣への音漏れを大幅に軽減できるため、安心して趣味に没頭できます。
注文住宅の防音室|地下に作る際の施工ポイントとは?

地下防音室は高い遮音性能を持つ反面、施工には専門知識・技術が求められます。詳しく見ていきましょう。
防湿・防水対策の徹底
地下室は、地中からの湿気や地下水の影響を受けやすい特徴があります。防水工事が不十分だと、壁や床から水が染み出し、楽器や音響機器にカビが発生します。
施工時には、外壁に防水シートやアスファルト系防水材を施すとともに、排水ポンプも設置します。二重壁構造を採用し、防湿と遮音性能を同時に高める設計・施工が一般的です。
換気システムの計画
地下室は窓を設けにくいため、機械換気が必要です。ただし、換気口から音が漏れるリスクがあります。
この音漏れを防ぐには、消音ダクトや消音チャンバーを組み込んだ設計が必要です。また、空調設備の室外機も、振動や稼働音が防音性能を損なわないよう配慮します。
構造計算と地盤調査
地下室を安全に作るには、事前の地盤調査と適切な基礎設計が欠かせません。地盤の状態によって必要な基礎の深さや補強方法が変わるためです。
これらを確実に行うため、RC造や地下室の施工実績が豊富な専門業者に相談してください。
注文住宅の防音室|地下に作る費用はどれくらい?
「地下防音室は高そう」と考えるかもしれません。ただ、得られる遮音性能を考えれば、決して割高な設備ではないのです。
施工費用の内訳と相場
| 工事項目 | 費用目安 | 備考 |
| 地下室躯体工事 | 300万〜400万円 | 坪100〜130万円×約3坪 |
| 防音内装工事 | 220万〜300万円 | DAIKEN製は220万円〜 |
| 合計 | 500万〜800万円 | 地盤改良別途 |
6畳規模の地下防音室を新築時に設ける場合、設置費用は500万〜800万円が目安です。
この幅が生まれる理由は、大きく2つあります。1つ目は地盤条件です。軟弱地盤では地盤改良が必要になり、躯体工事の費用が変動します。
2つ目は、求める防音レベルです。ピアノ用(D-50程度)とドラム用(D-60以上)では、防音内装工事の内容が異なるため、同じく費用に差が出ます。
いずれにしても地盤調査の結果と、希望する防音レベルをもとに、個別見積もりを取りましょう。
注文住宅なら設計段階から組み込めるため、比較的コストを抑えて地下防音室を設置できます。
維持費の考慮
維持費も考慮したいポイントです。地下防音室は、機械換気や空調を常時稼働させるため、電気代が地上階に比べて割高となります。
ただし、地下室は夏涼しく冬暖かいため、冷暖房の負荷は軽減されます。換気設備の電気代は増えますが、空調費は抑えられるため、トータルでは想定より低く収まる場合もあります。
維持費を含めたトータルコストを把握するため、建築予定地の役所や専門家に確認を取りましょう。設計段階で維持費を織り込んでおけば、安心して設置計画を進められます。
新築時に計画するメリット
地下防音室は、リフォームで後から追加するより新築時に計画するほうがコストを抑えられます。
なぜなら、既存住宅への増設は基礎の掘削や構造補強が大がかりになり、新築時の1.5〜2倍の費用がかかるためです。注文住宅なら設計段階から組み込めるので、効率的に施工できます。
注文住宅の防音室|必要な遮音性能とは?
| 用途 | 想定音量 | 推奨遮音等級 | 地下室の適性 |
| ドラム演奏 | 100〜130dB | D-60以上 | ◎(専門設計必須) |
| グランドピアノ | 90〜110dB | D-50以上 | ◎ |
| ホームシアター | 80〜100dB | D-50程度 | ◎ |
| 在宅ワーク | 静音環境 | D-40程度 | ○ |
地下防音室は、用途によって必要な遮音性能が変わります。ここでは、用途別に必要な遮音性能の目安を解説します。
楽器演奏・音楽スタジオ

「夜中にドラムを叩きたい」「ギターアンプの音量を気にせず練習したい」という方にとって、地下防音室は最適解といえる設備です。
まず、ドラムの音量は100〜130dB程度、グランドピアノは90〜110dBに達します。住宅地の騒音基準(昼間55dB以下)を大幅に超えるため、通常の防音対策では対応できません。
ドラム演奏の用途で低音・振動を考慮するなら、D-60以上の遮音性能にすると安心です。グランドピアノであれば、D-50以上を目安にするといいでしょう。
ホームシアター・映画鑑賞
大画面スクリーンと本格的なサラウンドシステムを備えたホームシアターは、映画ファンにとって憧れの設備です。
マンションや密集した住宅地では音量を上げられませんが、地下防音室であれば深夜でも大音量で映画を楽しめます。爆発シーンの重低音、静寂のシーンの繊細な音も、映画館と同じ音量・音質で味わえるのが魅力です。
在宅ワーク・書斎スペース
静かな環境で仕事に集中したい方には、地下防音室が最適です。
外部の交通音が入らず、中の音も漏れないため、「Web会議中に子どもの声が入る」「外の音で集中できない」という悩みを解消できます。また、地下空間は温度変化が少ないため、長時間の作業も快適です。
書籍や資料の保管にも適しており、一年を通して集中できる書斎環境が手に入ります。
注文住宅の防音室|地下に作るデメリットと対策は?
地下防音室には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。事前に把握し、適切な対策を講じましょう。
湿気・結露への対策
地下室の最大の課題は湿気です。カビは湿度60%以上で繁殖しやすくなります。楽器や音響機器を傷める原因にもなるため、湿度管理が大切です。
対策としては、防水工事を徹底した上で、除湿機や調湿建材を組み合わせます。機械換気と除湿機を併用すれば、湿度を適切にコントロールできます。
浸水リスク
気象庁によると、時間降水量50mm以上の大雨は年々増加傾向にあります。守谷市・つくばみらい市においても、過去に浸水被害が発生した地域があります。
こうした浸水リスクに備えるには、排水ポンプの設置やドライエリアの徹底した排水計画が必要です。
また、建築予定地のハザードマップで浸水リスクを確認し、水災補償付きの火災保険への加入を検討します。設計段階から浸水対策を組み込むことで、大雨・災害時にも安心して使える地下防音室を実現できます。
建築コスト増加への対応
地下防音室の建築には相応の費用がかかるため、予算に応じた設置計画が重要です。
予算が限られている場合は、地下室全体ではなく、一部のスペースだけを防音室として設計する方法があります。使用頻度の高いエリアに絞ることで、初期費用を抑えられます。
また、初期費用だけでなく、将来のメンテナンス費用やランニングコストも含めて検討しましょう。長期的な視点で費用対効果を見極めることで、無理のない設置計画を組めるようになります。
まとめ:注文住宅に地下防音室を設置するなら
地下防音室があれば、時間も音量も気にせず、音楽や映画を思い切り楽しめます。コンクリート構造と地中環境による遮音性能は、地上階では得られない大きなメリットです。
一方で、防湿・防水対策や換気計画、建築コストといった課題もあります。これらを解決するには、地下室の施工実績が豊富な専門業者に相談しましょう。
守谷市・つくばみらい市で地下防音室付きの注文住宅をお考えの方は、地下室に最適なRC造建築、防音室の実績のある壁工房にご相談ください。理想の音楽空間を実現するお手伝いをいたします。
社名:株式会社壁工房
本社所在地:〒300-2445 茨城県つくばみらい市小絹126-5
建設業者許可番号:茨城県知事許可-第035753号
つくばみらい工場
〒300-2346 茨城県つくばみらい市青木350-2
Tel 0297-21-7855 Fax 0297-44-5150





