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2026.01.30
注文住宅のルーフバルコニー|メリット・デメリットと上手な設計のコツ

「休日の朝、コーヒーを片手に青空を眺める」

「子どもたちが走り回る姿を見守りながら、夏はプール、秋はバーベキューを楽しむ」

庭がなくてもこうした開放的な暮らしを実現できるのが、ルーフバルコニーの魅力です。

一方で、雨漏りリスクやメンテナンス費用などの注意点もあります。「設置してから後悔した」という声も少なくないため、事前にメリット・デメリットを正しく理解しておくことが大切です。

本記事では、これからルーフバルコニー付きの注文住宅をお考えの方に向けて、メリット・デメリット・費用相場・設計時の注意点を解説します。

注文住宅でルーフバルコニー|基本知識と特徴は?

ルーフバルコニーとは、下階の屋根部分を利用してつくられた屋外空間のことです。「ルーフ(roof)」は英語で「屋根」を意味し、屋根の上に設ける広いバルコニーをいいます。

ベランダ・バルコニー・テラスとの違い

ルーフバルコニーと似た屋外スペースには、ベランダ・バルコニー・テラスがあります。

種類設置階屋根広さ特徴
ベランダ2階以上あり狭め雨天でも洗濯物を干せる
バルコニー2階以上なし狭め建物から張り出す構造
テラス1階のみなし中程度庭との一体感を楽しめる
ルーフバルコニー2階以上なし広い階下の屋根全体を活用

最大の違いは「広さ」です。通常のバルコニーが3〜5㎡程度なのに対し、ルーフバルコニーは20㎡以上確保できるケースも珍しくありません。

この広さがあれば、子どもの遊び場や家庭菜園、週末のバーベキューなど、多目的に活用できます。

ルーフバルコニーの構造と仕組み

ルーフバルコニーをつくる際は、下階の屋根を平らに整えて防水加工を施します。多くは2階リビングから直接出られる設計ですが、3階建ての場合は屋上として使うケースもあります。

また、ルーフバルコニーを安全に長く使うためには、以下3つの要素が欠かせません。

要素内容ポイント
手すり・フェンス転落防止建築基準法で110cm以上
排水システム雨水を適切に流す詰まると雨漏りの原因に
仕上げ材防水層を保護タイル=耐久性ウッドデッキ=足触り

たとえば、バーベキューをメインに考えるなら汚れに強いタイル仕上げが向いています。素足で過ごしたいならウッドデッキが快適でしょう。

仕上げ材は後から変更しにくいため、設計段階で用途をしっかりイメージしておくことが大切です。

注文住宅でルーフバルコニー|メリットは?

「ルーフバルコニー」と聞くと、都心のマンションを思い浮かべるかもしれません。ですが実際には、庭のスペースが限られる住宅地にこそメリットがあります。

多目的に利用できる

用途特徴
アウトドアリビングソファを置いて屋外で食事やくつろぎの時間を過ごせる
バーベキュースペース庭がなくても家族や友人とバーベキューを楽しめる
子どもの遊び場道路に面していないため安心して遊ばせられる
ガーデニング・家庭菜園日当たりがよく植物を育てるのに適した環境
洗濯物干し場広いスペースで布団や大物も一度に干せる

ルーフバルコニーの魅力は、用途を固定せず、ライフスタイルに合わせて使い分けられる点です。

子どもが小さいうちはプール遊びの場所、小学生になったら自転車の練習場、成長後は家族でバーベキューなどと、その活用シーンは多岐にわたります。一つの空間が、家族の変化とともに役割を変えていくのです。

開放感のある暮らしを実現できる

ルーフバルコニーは屋根がないため、空を遮るものがありません。視線が抜けることで得られる開放感は、室内では決して味わえないものです。

その開放感をさらに高める設計が、2階リビングとの一体化です。

大きな窓を開け放てば、床がそのまま外へと続きます。壁で区切られた空間とは違い、視界が遠くまで伸びることで、実際よりずっと広く感じられるのです。

こうした空間があれば、暮らしの楽しみ方が変わります。

星空の下で週末の晩酌、朝日を浴びながらのコーヒータイム、ヨガマットを敷いてストレッチなど、まるでリゾートホテルのテラスのような時間を過ごせます。

土地を効率的に活用できる

都市部では、庭付き一戸建てのハードルが高くなっています。近年は50㎡の庭を確保するだけで、土地代が500万円以上変わるケースも珍しくありません。

ルーフバルコニーを取り入れれば、この問題を根本から解決できます。既存の屋根を活用するために追加の土地購入は不要です。

さらに建築面積も増えないので、固定資産税への影響も最小限に抑えられます。浮いた予算を住宅ローン返済に回せば、月々の負担を軽減できるでしょう。

注文住宅でルーフバルコニー|デザインと使い勝手

ルーフバルコニーの見た目や使い勝手は、「仕上げ材」と「設置タイプ」で決まります。

仕上げ材

仕上げ材雰囲気メンテナンス初期費用目安
木材(ウッドデッキ)温かみのあるリゾート風2〜3年ごとに塗装25〜70万円/10㎡
タイルモダンで高級感掃除のみでOK13,000〜30,000円/㎡

ルーフバルコニーの仕上げ材には、主に木材(ウッドデッキ)やタイルが使われます。

木材は、素足で歩ける温かみが特徴の素材です。明るい色(ライトブラウン)ならカフェ風、濃い色(ダークブラウン)なら落ち着いたリゾート風になります。経年変化でグレーに変色しますが、それも味わいとして楽しめるでしょう。

一方のタイルは、色やサイズで印象が大きく変わります。白やグレーの大判タイルならホテルライクなモダン空間に。テラコッタ調の小さめタイルなら南欧風の温かみが出ます。

設置タイプの違い

タイプ特徴向いている人
リビング直結型2階リビングから直接出られる日常使いしたい方
屋上型(スカイバルコニー)眺望とプライバシーを確保特別な時間を過ごしたい方

日常使いを重視するなら「リビング直結型」がおすすめです。洗濯物を干す、子どもを遊ばせる、朝のコーヒーを楽しむといった毎日の動作がスムーズになります。

一方、非日常を楽しみたいなら「屋上型(スカイバルコニー)」が向いています。

階段を上がる手間はありますが、周囲の視線を気にせず星空を眺めたりバーベキューを楽しんだりできるでしょう。

先述したルーフバルコニーの仕上げ材は、設置タイプとの組み合わせで考えてみてください。

たとえば、毎日使いたいなら「リビング直結×ウッドデッキ」で温かみのある空間をつくれます。週末の特別な時間を重視するなら「屋上型×タイル」でメンテナンスの手間を抑えつつ眺望を楽しめるでしょう。

注文住宅でルーフバルコニー|デメリットは?

ルーフバルコニーにはメリットだけでなく、導入前に理解しておくべき点もあります。

雨漏りのリスク

最大の懸念点は、雨漏りのリスクです。ルーフバルコニーは一般的な屋根と異なり、人が歩いたり家具を置いたりするため、防水層に継続的な負担がかかります。施工精度が低いと、わずか数年で雨漏りが発生することもあります。

天候の影響を受けやすい

屋根がないため、天候の影響をダイレクトに受けます。雨の日は使えないほか、真夏は床面が50℃以上になることも珍しくありません。快適に使えるのは春と秋が中心なので、通年使えるわけではないのです。

注文住宅でルーフバルコニー|設置費用とメンテナンスコストは?

ルーフバルコニーを検討するうえで、費用面の把握は避けて通れません。詳しく見ていきましょう。

設置費用の内訳

項目費用目安備考
防水工事4,000〜9,000円/㎡面積に応じて変動
手すり・フェンス10〜50万円デザインや素材で差が出る
排水設備10〜20万円排水口の数・位置による
内階段設置70〜80万円必要なときのみ
外階段設置20〜30万円必要なときのみ
構造補強約100万円必要なときのみ

設置費用は広さや仕様によって異なりますが、100〜200万円程度が目安です。

表を見ると分かるように、費用の中で大きな割合を占めるのが「階段」です。

内階段を設置すると70〜80万円かかるため、2階リビング直結型にして階段を省略すれば、その分の費用を防水工事や仕上げ材のグレードアップに回せます。

また、屋上型を希望する場合も、内階段ではなく外階段(20〜30万円)にすれば50万円以上のコスト削減が可能です。

予算に応じた最適なプランを、設計士と相談しながら決めていきましょう。

防水工事の種類と長期コスト

工法特徴耐用年数費用目安(/㎡)
FRP防水耐久性に優れ、戸建住宅で広く採用10〜15年6,000〜9,000円
ウレタン防水複雑な形状にも対応10〜13年4,000〜8,000円
金属防水初期費用は高いがメンテナンス頻度低(※)10〜30年要見積もり

金属防水のみ保証期間

ルーフバルコニーに用いられる防水工法は、主に上記の3種類です。

初期費用と耐久性のバランスで選ぶなら、FRP防水がおすすめです。施工できる業者が多く、10〜15年の耐用年数も戸建住宅には十分でしょう。

ただし、30年以上住み続ける前提なら、長期コストで比較しましょう。10㎡のルーフバルコニーで30年間住んだ場合の総コストは以下の通りです。

FRP防水: 初期6〜9万円+メンテナンス85万円=合計91〜94万円

金属防水: 初期15〜20万円+メンテナンス30万円=合計45〜50万円

金属防水は初期費用が高額ですが、メンテナンス頻度が低いため、長期的には半額程度で済みます。住む予定期間によって最適な工法が変わるため、設計段階で複数の見積もりを比較することが大切です。

注文住宅でルーフバルコニー|後悔しないためのポイントは?

ルーフバルコニーの性能は、設計段階でほぼ決まります。完成後の調整は難しいため、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

活用イメージを明確にする

「なんとなく開放的で良さそう」という理由だけで設置すると、使わないまま放置してしまうケースがあります。

まず考えるべきは「どう使うか」です。バーベキューを楽しみたいのか、子どもの遊び場にしたいのか、ガーデニングスペースにしたいのか。用途が決まれば、必要な広さも設備も具体的に設計できます。

判断に迷ったら、週に何回使うかを想像してみてください。

防水工事に強い業者を選ぶ

ルーフバルコニーの成否は、防水工事の品質で決まります。施工実績が豊富で、防水工法(FRP、ウレタンなど)の違いを説明できる業者を選びましょう。見積もり段階で防水の説明がない、保証内容が曖昧といった業者は要注意です。

まとめ|注文住宅で理想のルーフバルコニーを実現!

ルーフバルコニーは、限られた敷地でも開放的な屋外空間を確保できる設備です。子どもの遊び場、バーベキュー、ガーデニングなど、暮らしの楽しみ方が広がります。

「いつかルーフバルコニーを」と思っているなら、注文住宅を建てるタイミングで検討してください。理想の使い方をイメージし、信頼できる業者に相談しましょう。

守谷市・つくばみらい市でルーフバルコニーのある注文住宅をお考えなら、壁工房にご相談ください。開放感のある暮らしを、もっと自由に楽しめる住まいをご提案します。

社名:株式会社壁工房

本社所在地:〒300-2445 茨城県つくばみらい市小絹126-5

建設業者許可番号:茨城県知事許可-第035753号

つくばみらい工場

〒300-2346 茨城県つくばみらい市青木350-2

Tel 0297-21-7855 Fax 0297-44-5150

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