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2025.11.06
屋上庭園のある家/つくば市 O様邸
床レベラー打ち
床レベラー打ちは、セメント系や樹脂系の床レベリング材を使用して床の凹凸を均す施工方法で、下地処理や材料の練り方、乾燥時間に注意することが成功のポイントです。
1. 床レベラーとは
床レベラー(セルフレベリング材)は、流し込むだけで床の凹凸を均すことができる流動性の高い床補修材です。主にコンクリート下地や既存フローリングの上に施工されます。材料にはセメント系と樹脂系があり、使用環境や仕上がりの水準に応じて選びます。
2. 施工前の下地処理
- 清掃:ホコリ、油分、ゴミを完全に除去します。
- プライマー塗布:下地材と床レベラーの密着を高めるため、下地に専用プライマーを塗布し、乾燥時間を守ります。
- クラック処理:ひび割れや穴は事前に補修しないと、レベリング材が沈む原因になります。
3. 材料と道具の準備
- 床レベラー材(粉状を水で練るタイプや2液混合タイプ)
- 撹拌用ドリルとミキサー
- ゴムベラやスパチュラ(気泡抜き、端部の平滑化用)
- ローラーまたはエア抜き針ローラー(空気抜き)
- 養生テープ・マスキング用品
4. 床レベラー打ちの手順
- 材料の練り混ぜ:粉状材料の場合、規定の水量で均一に練ります。ダマが残らないよう注意。
- 流し込み:部屋の高い位置から低い位置へ、少量ずつ床に流し込みます。
- 広げる:ゴムベラやスパチュラで平らに広げ、床全体に均等に行き渡らせます。
- 気泡抜き:エア抜きローラーを使い、材料内の空気を抜きます。
- 乾燥・養生:表面が固まるまで触れないよう養生し、推奨乾燥時間(通常12〜24時間)を守ります。湿度や気温により変化します。
5. 注意点とコツ
- 一度に厚く流すとひび割れや乾燥不良の原因になります。規定の厚さ(多くは1〜10mm程度)を守ること。
- 下地に水分や油分が残っていると密着不良になるため、十分乾燥させる。
- 練り混ぜは少量ずつ行い、タイミングを見ながら施工する方が仕上がりが美しくなります。
- 施工後24時間以上乾燥させてから、フローリングやタイルなどの仕上げ工事へ進む。
床レベラー打ちはDIYでも可能ですが、広い面積や厚みが必要な場合はプロに依頼することを検討すると事故や仕上がり不良のリスクを減らせます。







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社名:株式会社壁工房
本社所在地:〒300-2445 茨城県つくばみらい市小絹126-5
建設業者許可番号:茨城県知事許可-第035753号





