お知らせ・ブログinformation

2025.09.01
ローコストな注文住宅で後悔?住んでわかった5つの問題

本体価格の安さが魅力のローコスト住宅ですが、住み始めてから予想外の問題に直面するケースが少なくありません。特に多いのが、「予想以上のランニングコスト」「住み心地の悪さ」「将来的な資産価値への不安」といった声です。

実は、これらの問題は事前対策で十分に回避できます。今回は、ローコスト住宅の具体的な問題点と、後悔しないための対策をご紹介します。

ローコストな注文住宅で後悔する人の共通点

ローコスト住宅で後悔する人には、いくつかの共通点があります。多くの場合、購入時の費用を重視するあまり、住宅品質や将来的な維持費、日々の暮らしやすさといった「本質的な価値」を見落としてしまうのが原因です。

その結果、「思っていたよりも出費が多い」「快適に暮らせない」といった不満につながります。まずは、ローコスト住宅で後悔する人の共通点を見ていきましょう。

共通点①初期費用の安さにだけ注目してしまう

もっとも多いのは、初期費用の安さに惹かれて全体のバランスを見失ってしまうことです。ローコスト住宅は、快適な暮らしに必要な設備や、理想に近づけるための間取り・仕様は「オプション」として扱われることが多く、それにともなって追加費用が発生します。

結果、当初の予算を大幅にオーバーする例が多発しており、結局「高くついた」と感じるオーナーが少なくありません。

共通点②長期的な視点で考えていない

ローコスト住宅の場合、建築費を抑えるために、耐久性に劣る安価な建材が使われるケースも少なくありません。たとえば、標準仕様の外壁材によっては、定期的なメンテナンスの頻度が高まり、将来的な出費につながる可能性があります。

住宅を購入する際は、初期費用だけでなく、住み続ける中で発生する「ライフサイクルコスト」にも目を向けることが大切です。

共通点③ 実際の住み心地を軽視した

日々の快適さに直結する「住み心地」を軽視してしまい、あとから後悔したオーナーも多いようです。なかでも、断熱性や気密性が不十分なことによる「夏の暑さ・冬の寒さ」に関する不満は絶えません。

せっかくのマイホームであっても、季節ごとに室内環境が整わず、快適に過ごせない状況が続けば、日常生活そのものがストレスになってしまうでしょう。

【ローコストな注文住宅】住んでから後悔する5つの問題

ローコスト住宅で後悔する理由は、大きく5つのカテゴリーにわけられます。ここでは、実際に住み始めてから直面しやすい具体的な不満・問題を見ています。

間取り・デザインへの不満

ローコスト住宅は建築費を抑えるため、間取りプランをあらかじめ規格化しているのが一般的です。そのため、家族のライフスタイルや好みに応じて、柔軟に設計を変更するのが難しくなります。

また、外装デザインの選択肢も限られる傾向があり、理想として描いていたイメージとの間にギャップを感じることが少なくありません。

設備や内装の物足りなさ

ローコスト住宅では、標準仕様の設備グレードが一般的な注文住宅よりも低めに設定されている商品が多く見受けられます。そのため、実際に住み始めてから「想像よりも質が低かった」と不満を覚えるオーナーもいるようです。

特にキッチンや浴室などの水回り設備では、機能性・質感が期待していたレベルに届かず、日々の使い勝手にストレスを感じることでしょう。

予想以上に増えるランニングコスト

断熱性や気密性を犠牲にした設計では、暮らし始めてからの冷暖房効率が悪くなり、光熱費がかえって高くつくケースがあります。ローコスト住宅ではこのような仕様が少なくなく、結果として家計を圧迫する要因になりやすいのです。

さらに、外壁材や屋根材などもコスト重視で選ばれていると、劣化が早く、補修や塗り直しの頻度が増える傾向にあります。一見「お得」な住まいでも、長期的にはランニングコストが積み重なる点に注意してください。

将来的な資産価値への不安

ローコスト住宅は、「今すぐ買える価格」や「予算内に収まる安心感」が重視される傾向にあります。しかし、コストを抑えたことで建材や施工品質にばらつきが生じ、建物としての資産価値が早い段階から目張りするかもしれません。

大切なのは、目先の価格だけでなく、将来の資産価値まで見据えて住まいを選ぶことです。家を「資産」として維持する意識が、安心した暮らしにつながります。

そのほか(性能・アフターサービス等)

住宅性能やアフターサービスへの不安も、後悔の原因になりやすい要素です。たとえば、耐震性や防音性が十分でない、入居後の対応が行き届かないといったケースでは、住まいへの満足度が低下することでしょう。こうした基本性能やサポート体制の質も、住宅選びで見逃せないポイントです。

【施主の声】ローコストな注文住宅のどこに後悔した?

ここでは、実際にローコスト住宅を建てたオーナーの体験談をもとに、失敗から学べる教訓をご紹介します。

規格プランに縛られて後悔|Aさん(30代・4人家族)

最初は「広すぎなくていい」と思っていました。でも実際に暮らし始めたら、リビングが狭すぎて家族4人だと身動きがとれないんです。子どものおもちゃも置けず、来客時はテーブルも出せない。完全に見誤りました。

間取りの自由度が限られる規格プランでは、暮らし始めてから「動線が悪い」「収納が足りない」といった問題に気づくことがあります。生活の変化に合わせた柔軟な設計ができない点は、ローコスト住宅における後悔ポイントのひとつです。

キッチン設備に妥協して後悔|Cさん(40代・3人家族)

「標準仕様のキッチンで十分と思っていたのですが、使ってみたらとにかく不便。調理スペースが狭すぎて、まな板を置くと材料が置けません。収納も足りなくて、調理器具やフライパンが出しっぱなし。見た目も安っぽいし、料理するたびに気分が下がります。

水回りは毎日使う場所だからこそ、実際の使い勝手や収納力に目を向けて選ぶことが大切です。標準仕様をそのまま選んだ結果、後から不便さに気づくケースは珍しくありません。

ランニングコストが気になるEさん(40代・夫婦)

ローン返済は想定内でしたが、住み始めてから光熱費の高さに驚きました。冬場は暖房を長時間つけていないと寒く、夏は冷房が効きにくい。省エネ性能の差が、ここまで日々の出費に影響するとは思っていませんでした。   建てるときは「価格」ばかりに目が向いていて、「住宅の性能」について深く考えていなかったことを後悔しています。断熱等性能等級とか、もっと調べておくべきでした。

「断熱等性能等級」とは、住宅の断熱性を段階的に評価する基準で、数値が高いほど外気の影響を受けにくく、省エネ性に優れた住宅とされています。これは光熱費の削減や室内の快適性に影響する、とても大切な指標です。

2025年4月からは、改正建築物省エネ法の施行により、「断熱等性能等級4」が新たに義務化されました。この等級は、一定の断熱性能と省エネ効果を満たしているとされる、これからの住宅選びの基準となります。

出典:国土交通省「建築物省エネ法の改正について」

https://www.mlit.go.jp/common/001017068.pdf

【ローコストな注文住宅】後悔しないためのポイント

ローコスト住宅で後悔しないためには、次の3点を意識して検討する必要があります。

  • 初期費用だけでなく、生涯コストで考える
  • 住み心地や快適性を重視する
  • 将来的な資産価値を保てる仕様を選ぶ

上記を満たす解決策として注目されているのが、「メンテナンスフリー住宅」と「RC造住宅」です。従来のローコスト住宅では難しかった、長期的な満足度と経済性の両立を実現できる住まいといえます。詳しく見ていきましょう。

なぜメンテナンスフリー住宅が後悔を防げるのか?

ローコスト住宅でよくある後悔のひとつが、「予想以上にかかるメンテナンス費用」です。たとえば、外壁の塗り替えは10〜15年ごとに必要となり、住宅の規模によっては100万円を超える出費になることもあります。屋根の補修についても、同様の周期で大きな費用が発生するでしょう。

こうした負担を避ける方法として、メンテナンスフリー住宅をおすすめします。設計段階から「劣化しにくく、手入れが不要な素材や工法」を採用することで、定期的な修繕を前提としない住まいのことです。

具体的には、外壁に「磁器タイル」を使用することで、定期的な塗装の塗り替えが不要になります。 磁器タイルは汚れがつきにくく、雨で自然に洗い流されるセルフクリーニング性能があることから、美しい外観を長く保ちやすいのが特長です。

さらに屋根には、「システム瓦(乾式工法)」を採用することで、従来の瓦屋根で見られる漆喰やモルタルの劣化による雨漏りリスクを大幅に軽減できます。こうした仕様を採用することで、長期的には大きなメンテナンス費用を回避でき、トータルコストで数百万円の違いが出ることも珍しくありません。

RC住宅が資産価値と安心を両立する理由

「将来的な資産価値が下がりやすい」「地震などの災害に不安がある」と感じている方には、RC(鉄筋コンクリート)住宅がおすすめです。高い耐久性と構造の強さによって、長く安心して暮らせる住まいを実現できます。

特筆すべきは、圧倒的な耐久性です。RC住宅の法定耐用年数は47年と、木造住宅(22年)の2倍以上とされています。さらに、適切な維持管理を行えば、建物の寿命は100年以上に及ぶとされます。

次に、災害に対する強さも大きな魅力です。「地震調査研究推進本部」によると、茨城県沖ではマグニチュード7.0〜7.5程度のプレート間地震の発生確率は、今後30年以内で約80%と高い値が示されています。特に茨城県南部は震度6弱以上の揺れに見舞われる可能性が高い地域に含まれています。

このような災害リスクが想定される地域では、堅牢で安心感のあるRC住宅を選びたいところです。

出典:地震調査研究推進本部「関東地方の地震活動の特徴」

https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_kanto/

【ローコストな注文住宅の後悔】よくある質問

ここでは、よく寄せられる質問とその回答を通じて、実際に検討すべきポイントを整理してお伝えします。

Q1: 住み始めてから後悔することが多いのはいつ頃?

入居直後の夏や冬です。光熱費が予想以上に高く、「思っていたより快適じゃない」と感じる方が多い傾向にあります。

Q2: 後悔したときのリフォーム費用はどのくらいかかる?

断熱性を高めるためのリフォームでは、窓の交換や断熱材の追加などにより数百万円かかることもあります。また、間取りの変更をともなう大規模な工事になると、100万円を超えるケースが一般的です。

Q3: 売却時の資産価値はどの程度下がるもの?

ローコスト住宅では、規格化された設計や安価な建材が用いられることが多く、経年劣化が目立ちやすい傾向があります。このため、一般的な注文住宅と比較して売却時の評価額が低くなりやすいです。

まとめ

ローコスト住宅で後悔しないためには、目先の安さだけにとらわれず、「将来どのような暮らしを送りたいか」という視点で考えることが重要です。長く快適に暮らしたい方や、資産としての価値も重視したい方にとっては、住宅を建てる前の選択こそが将来の満足度を大きく左右します。

メンテナンスフリー住宅やRC住宅は、そうした不安を未然に防ぎ、暮らしの質と将来の安心を両立できる住まいです。守谷市・つくばみらい市で価値ある家を建てたいと考える方は、ぜひ一度、こうした住まいも検討してみてください。きっと、後悔しない選択につながるはずです。

社名:株式会社壁工房

本社所在地:〒300-2445 茨城県つくばみらい市小絹126-5

建設業者許可番号:茨城県知事許可-第035753号

モデルハウス⾒学予約

メンテナンスフリーの手がけた家に「実際に見て」

モデルハウス⾒学予約