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2025.10.16
ローコスト住宅で後悔しない|長く快適に暮らせる家づくりのポイント

家づくりで「価格」と同じくらい多くの人が悩むのが「間取り」です。ローコスト住宅は手頃な価格が魅力ですが、規格プランや構造の制約により「思い通りの間取りがつくれないのでは」と不安を感じる方も少なくありません。

そこで今回は、ローコスト住宅の間取り選びで失敗しないためのポイントと、長期的に満足できる住まいづくりの方法をご紹介します。

ローコスト住宅の間取りを選ぶ際のポイント

まずは、ローコスト住宅の間取り選びで押さえるべきポイントを解説します。価格帯別の間取りパターンや家族構成に応じた坪数選び、さらに動線効率を高める工夫を知っておくと、長く心地よく暮らせる住まいづくりにつながるでしょう。

価格帯別に見る間取りの特徴

ローコスト住宅では、予算に応じて選べる間取りや広さが大きく変わります。以下のように、価格帯ごとの間取りの傾向を知っておくと、家族構成やライフスタイルに合ったプランを選びやすくなります。

建築費用(目安) 延床面積 間取り 特徴
1,000万円以下15〜20坪1LDK〜2LDK単身・夫婦向け
1,500万円以下20〜25坪2LDK〜3LDK3人家族対応
2,000万円以下25〜30坪3LDK〜4LDK4人家族、収納充実

このように価格帯が上がるにつれて、居室数や収納スペースが増え、動線に余裕を持たせやすくなります。

たとえば1,000万円以下の住まいでは、リビング中心のシンプルなプランが多く、動線が短いため掃除・管理がしやすい傾向があります。

一方、2,000万円以下の住まいは、子ども部屋やワークスペースなど多目的な部屋を確保しやすいのが特徴です。水回りや収納の配置にも柔軟性が生まれ、家事負担を減らしやすくなります。

家族人数に合わせた広さの目安

将来の家族構成の変化を見据え、部屋の増減や用途変更がしやすい間取りを考慮して坪数を決めることが、長期的な満足につながります。

目安の一つとして、国土交通省の「住生活基本計画」では、4人世帯向けの誘導居住面積水準を125㎡(約38〜39坪)としています。

ローコスト住宅の場合はよりコンパクトになり、2人世帯で20〜25坪、3人世帯で25〜30坪、4人世帯で30坪以上が一般的な目安です。価格が魅力な一方で、家族構成やライフプランによっては、将来的に手狭になるおそれがあります。

そのため、必要な部屋数や使い方に余裕を持たせた間取りを意識すると、長く快適に暮らしやすくなるでしょう。

出典:国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000012t0i-att/2r98520000012t75.pdf

家事を楽にする動線の工夫

キッチン、洗面脱衣室、物干しスペースを近くに配置すると、家事動線を短くできます。たとえば「洗う→干す→しまう」という洗濯の流れが一続きになり、日々の家事負担を減らせるでしょう。

さらに水回りをまとめることで、配管工事費を抑えながら家事効率を高められます。将来の暮らし方や家族構成の変化に対応できるよう、柔軟な動線を意識することが大切です。

ローコスト住宅の間取りで気をつけるべき点

ローコスト住宅はコストを抑える工夫が多く盛り込まれていますが、その分、設計や仕様に制約が生じることを理解しておくことが大切です。詳しく見ていきましょう。

規格プラン独自の制約と追加費用

ローコスト住宅では、規格化されたプランを採用することが多く、建物形状はシンプルな箱型に限定されやすくなります。窓の大きさや壁の位置変更など自由度が低く、カスタマイズを希望すると1か所あたり数十万円の追加費用がかかることが少なくありません。

収納不足による生活への影響

「収納スペースが足りない」と感じるのは、ローコスト住宅でよくある悩みのひとつです。限られた床面積のなかで居住スペースを優先する以上、どうしても収納が不足しがちになります。

一般的には延床面積の10〜12%程度の収納が理想とされますが、ローコスト住宅では7〜8%程度に抑えられることが多く、この差が暮らしの快適さに影響します。新築当初は十分だと思えても、数年後には収納面で困る可能性があります。

ローコスト住宅の間取りを工夫する方法

ローコスト住宅は間取り・仕様に制約があり、使い方によっては狭さや不便さを感じやすくなります。ここでは、その弱点を補い、限られた空間を活用するための工夫をご紹介します。

オープン設計で広い空間に見せる

LDKを一体化すると、限られた床面積でも部屋の広がりを感じられます。廊下をなくしてリビングを通路として使えば、その分の面積を居住空間に充てられ、より広々とした印象になります。さらに家族がどこにいても互いの気配を感じやすくなり、自然なコミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。

可変性のある間取りで長く使える住まいに

オープン設計とあわせて検討したいのが、将来の変化に対応できる柔軟な間取りです。たとえば、子ども部屋を成長に合わせて2部屋にわける、リビングの一角にスタディーカウンターを設けるといった工夫があります。

こうした多目的に使えるスペースをあらかじめ計画しておくと、ライフスタイルの変化に合わせて部屋を使いわけやすくなり、結果的に長く快適に暮らせます。

間取りの自由度を高めるならRC住宅がおすすめ

ローコスト住宅は価格を抑えやすい反面、その多くが木造や軽量鉄骨造でつくられており、間取りに関して次のような制約があります。

  • 柱や耐力壁が多く必要となるため、間取りの自由度が限られる
  • 規格プラン中心のため、窓位置や部屋サイズなどの変更がしにくい
  • 家族構成の変化に合わせた柔軟な用途変更・仕切り追加が困難

上記を踏まえると、建築当初から「将来的に用途変更や仕切り追加などに柔軟に対応できる構造」を選択することが大切です。ローコスト住宅では工夫で改善できる範囲に限界があることを、ここで再認識しておきましょう。

こうした課題に対応する方法のひとつが、柱や耐力壁を少なく設計できるRC住宅(鉄筋コンクリート造)です。大空間や柔軟なレイアウトを実現しやすく、将来的な使い方の変化にも順応しやすい構造といえます。

RC工房によるおすすめの間取り事例

当社は、百年住宅の正規代理店として茨城県南部で鉄筋コンクリート造(RC住宅)の注文住宅を手がけています。ここでは、当社が実際に手がけた坪数別の間取り事例をもとに、RC住宅の特長と使いやすさをご紹介します。

35坪未満:コンパクト4LDKプラン

33坪台というコンパクトな敷地ながら、4LDKを実現した効率的な間取り事例です。東西玄関に対応し、限られた面積を最大限に活用しています。

1階には和室とLDKを配置し、多目的に使える空間を確保。2階には3つの洋室を効率良く並べ、各部屋に十分な収納を設けています。コンパクトながらも家族4人が快適に暮らせる、機能性の高いプランです。

35坪以上:充実収納4LDKプラン

35坪台で4LDKを実現した、収納力の高い間取り事例です。北向き玄関で各部屋に収納を備え、家族の荷物をしっかり整理できます。

1階にはLDKと水回りを集約し、効率的な家事動線を確保。2階には主寝室と洋室を配置し、収納スペースを十分に設けることで、季節用品や使用頻度の低いものもすっきり片付けられます。家族が快適に暮らせる、実用性の高いプランです。

45坪以上:ゆとりの5LDKプラン

48坪台の広々とした敷地を活かした5LDKの大型プランです。北向き玄関で、広いバルコニーと各部屋に十分な収納を備え、ゆとりある間取りを実現しています。

1階には和室とLDKを配置し、来客時にも対応できる余裕のある空間構成。2階には4つの洋室を配置し、二世帯住宅や大家族でも使いやすい設計となっています。

RC工房が提供する「省エネ×高耐久」な住まいとは?

当社は茨城県南部で「RC工房」ブランドとして、百年住宅の鉄筋コンクリート(RC)住宅を手がけています。

百年住宅は鉄筋コンクリート住宅の着工棟数で長年にわたり全国1位の実績を持ち、優れた断熱性能と耐久性を備える住まいです。ここでは、百年住宅の特徴や魅力をご紹介します。

断熱性能による光熱費削減

百年住宅では、鉄筋コンクリート造の躯体全体を外断熱で覆う工法を採用しています。外断熱は建物の外側で温度変化を遮断するため、室内の温度を一定に保ちやすく、冷暖房の負荷を減らせる点が特徴です。

断熱性能がもたらす具体的なメリットは以下となります。

  • 夏は外気の熱を室内に伝えにくく、冬は室内の熱を逃がしにくい構造
  • エアコンの稼働時間や設定温度が減り、年間光熱費を大幅に削減
  • 部屋の向きによる室温のばらつきが少なく、家全体が快適
  • 日当たりに左右されにくい間取り設計で自由度が高い

こうした断熱性能により、家族がどの部屋でも快適に過ごせます。将来、間仕切りや用途を変えても温熱環境を保ちやすく、省エネと自由な空間設計を両立できるのも大きな魅力です。

RC住宅ならではの圧倒的な耐久性

RC住宅の大きな強みのひとつが、木造住宅では実現が難しい高い耐久性です。

百年住宅が採用するWPC工法(壁式プレキャストコンクリート工法)は、工場で徹底した品質管理のもと製造される高品質なコンクリートを使用しています。これは現場打ちコンクリートの約2倍、ALC(軽量気泡コンクリート)の約10倍の強度とされています。

その性能の高さは、次の実績やデータからも明らかです。

  • 法定耐用年数47年(木造22年の2倍以上の長寿命)
  • 阪神・淡路大震災で495棟が窓ガラス1枚も割れず無傷だった実績
  • 建築30年経過後も圧縮強度50N/mm²の高性能を維持
  • 構造躯体35年保証に加え、地震・台風・津波保証を完備

こうした堅牢な構造により、建て替えの間隔が長くなり、生涯コストを抑えられます。結果、長く安心して暮らせるでしょう。

まとめ

ローコスト住宅は工夫によって快適性を高められますが、構造上の制約や将来の柔軟性には限界があります。

一方、RC工房が手がける「百年住宅」は、柱の少ない大空間や高耐久仕様により、間取りの自由度・省エネ・メンテナンス性を長期的に両立できる住まいです。

茨城県南部で「長く暮らせる家」「将来の変化に対応できる家」をお探しの方は、ぜひ一度当社までお問い合わせください。

社名:株式会社壁工房

本社所在地:〒300-2445 茨城県つくばみらい市小絹126-5

建設業者許可番号:茨城県知事許可-第035753号

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